390: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/02/23(金) 03:42:54.45 ID:ZbGgHjaLO
電話で山城ちゃんを落ち着かせた後、私はすぐに制服に着替えました。
向かうのは、執務室。
きっと今この状況なら、ジュンの所にも…!
「司令官!」
この呼び名を彼に使うのは、艦娘・青葉として行動する時です。
終業時刻は過ぎていますが、彼も制服を着てそこに座っていました。
「……聞いたか?」
「ええ、山城ちゃんから。状況は?」
「こちらにもさっき応援要請があった。戦艦・扶桑は本日1740、帰投中艦隊よりはぐれ消息不明。
当鎮守府、××基地、__鎮守府合同にてこれより捜索作戦を発令する。青葉、招集を掛けてくれ。」
「はい!」
すぐさま動ける人が集められ、捜索へと出向いて行きました。
艦娘の戦死時、遺体の回収は厳命されています。
昔は遺族への配慮と思っていましたが…今なら、その理由も分かる。
一瞬過った想像に首を振って、私はそれを?き消ししていました。
潜水艦の子達を主とした捜索隊は、夜の海を探していました。
最後に反応が途切れたのはその辺り…ですが夜の海は暗く、照明を装備した艦娘達が次々増援に向かっていて。
司令官と青葉は、モニター越しにその様子を見守っていました。
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