38: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/17(月) 21:17:29.68 ID:SfoiDvs7O
「司令官。言いづらかったら申し訳ないんですが……その…元カノさんって、例えばどんな見た目の方だったんでしょうか?」
翌日、青葉は早速、聞けずにいた事の一つを司令官に尋ねました。
以前からそうでしたが、特に嫌な顔も切なげな顔もしないあたり、やはり吹っ切れているのは間違いありません。
じゃあなぜこんな事を聞くのかと言えば…正直、司令官の好みを探ってみたいと言う下心もありました。
それと、彼の過去へ繋がるヒントも。
かなり前だと言っていた通り、司令官はしばらくその頃の事を思い出している様子でした。
「そうだね…まず、物静かで…。」
う。
「儚げな感じの…。」
?。
「黒髪の…。」
?…。
「どちらかと言えば、可愛いより美人って感じの人だったかな。」
?〜〜〜!!!
hit→hit→hit→critical hit!って具合に心にコンボを喰らいました。残念ながら青葉、かすりもしません!
で、でも負けないんだ!司令官みたいな人には、やっぱりグイグイした子じゃないと!青葉とか!青葉とか!!!!
それに…振られてるんだもんね。
でももし、例えば心が壊れるようなひどい振られ方されてて、それがあの手首の原因だったら…。
そう考えた時、メラメラとしたものが青葉の中に芽生えました。
いや、待て待て、そんなの考えちゃダメ…まず取材段階は、ありのままを見極めなくちゃ。
そうだ、他にも思い出話とか聞いちゃえ!
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