340: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:41:21.29 ID:BIem1TAHO
341: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:42:59.04 ID:BIem1TAHO
まっくら。
まっくら。
342: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:44:05.39 ID:BIem1TAHO
『どんっ…』
343: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:45:00.78 ID:BIem1TAHO
けしの花びら、さえずるひばり。
344: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:46:03.08 ID:BIem1TAHO
「…………。」
体、痛いなぁ…。
345: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:48:43.21 ID:BIem1TAHO
「フギ…ギッ……ギアあアああああアアあっっ!!!」
その時叔父さんが、機械の右腕を自分で引きちぎりました。
ちぎられた場所は肉まで達していて……そこから流れていたのは、真っ赤な血。
346: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:49:37.08 ID:BIem1TAHO
「………叔父さん。教えてもらった事、今でも私の中で生きてるよ。
これからも、ずっとずっと私の中で生きてるから!!」
「………へへ。そりゃ嬉しいね。記者冥利に尽きるってもんだ!
お前のジャーナリズム、あの世で見守ってるぜ!」
347: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:50:29.40 ID:BIem1TAHO
「……叔父さん、大好きだったよ。
348: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:51:23.89 ID:BIem1TAHO
こうしてその砲撃と共に、艤装は沈黙したのです。
海面に浮かぶ血は真っ赤で。
それは怪物にされても尚、最期まで人であろうとした、彼の魂の色でした。
349: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/26(金) 06:52:55.63 ID:BIem1TAHO
「叔父さん……。」
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