青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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315: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/01/09(火) 05:12:07.26 ID:55A9FZXzO
目の前のジュンの事、自分や仲間の事。
そこに、ガサの事も加わりました。

ガサの因縁には一応のケリがついたのかもしれません。
でも本当にあの子が自分の人生を歩む為には、やっぱりこの戦争そのものを終わらせる事が不可欠で。

ガサの今の本名である『マユ』は、事件の後に自分で付けた名前だそうです。
「いつか繭から孵って羽ばたけますようにと言う願いを込めた」って、そう言ってました。

だったら尚の事、私も頑張らないと。
そこはもう、無二の親友ですからね!

「ふむ、しかし気になるな…。」

「どうしたんですか?」

「戦艦棲姫は青葉も何度か戦った事があるだろう?艤装に覚えはないか?」

「ありますねぇ…自律型で気持ち悪いんですよねぇ。」

「そうなんだよ、あの艤装は曲者だ。
しかし今度狙う戦艦棲姫の艤装は、他と少し違うらしい。」

「違いですか?」

「通常は両腕が生身だが…偵察の結果、艤装の右腕も機械化されているようだ。
そこに何か兵器が仕込まれている可能性もある、出来るだけ早くそこを潰して欲しい。」

「機械化済みですか…また厄介そうですねぇ。」

次の作戦は、何やら特殊な敵がいるようです。
一体その腕に何があるのか、この時心してかからねばと思ったものでした。

その腕の秘密は、実際の戦闘で明らかになりました。
いえ…正確には機械でない腕にこそ、秘密があったのです。




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