青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
1- 20
218: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/10/20(金) 06:06:24.28 ID:Qp53TVB4O



とある女性が人生での中で書いた、数冊の日記より抜粋。




4歳、7月

「ぱぱとままとゆうえんちにいきました。めりーごーらんどがとってもたのしかった。」


5歳、9月

「ぱぱがいなくなった。りこんってなんだろう。」


8歳、月

「ママがきょうもわたしをなぐった。いたい。」


10歳、11月

「おなかがすいた。かおがいたい。ママのおなかが大きくなった。パパがいないのに何で。」


11歳、12月

ページの大半がこぼれた液体で赤茶けており、具体的な内容は読む事ができない。
「首」「苦しい」「ほうちょう」「妹」「かわいい。」といった単語と、「ママがママにもどった。」という記述。
そして何か所かに書かれた「天国」という単語は確認できた。


13歳、5月

「今日もカウンセリングだ、いつここから出られるんだろう?
あの女は死んで当然だったんだ、ママはあの日やっと帰ってきてくれた。私はおかしくなんかない。」


13歳、9月

「夢にあの女が出てきた。何度でも殺したい。ママに会いたい。」


14歳となった10月

「廊下で蝶が1匹死んでいた。手に取ってみると、とてもきれいな羽根をしていた。
標本の作り方を調べて、見よう見まねで乾燥を始めてみた。美しいものやかわいいものは、やっぱり手元に残しておきたいから。たとえそれが死骸でも。」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice