16: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/13(木) 07:45:05.44 ID:oTabk5kGO
休日に出掛ける時は、まず窓を開けてみます。
それでその日の天気と気温を見て、それから服を決めるんです。
今日は…ああ、曇りだし、結構冷えてるなぁ。
何かあったかくて可愛いのあったかな…メイクと髪は…って、デートじゃないんだから!あんまり気合入れすぎると、ガサにからかわれちゃうなぁ。
あ、でもかなり時間あるなぁ…つ、爪ぐらいは塗っても…。
そんなこんなで結局準備に追われて、終わったのは司令官から連絡が来る少し前でした。
うーん、気合入れすぎちゃったかも…ま、まあ、上司とご飯食べるんだし、このぐらいはするよね。
「あれ青葉ー、どうしたのそんな気合入れて。」
「ガサ!?い、いやぁ、ちょっと出掛けるからさ…。」
「へー…だ・れ・と・かなー?衣笠さんに教えて欲しいなー。」
厄介なのに見付かった!あ〜…責められると弱いんですよ、青葉は…!うりうりって感じの笑顔で、もうおもちゃにする気満々です。
う〜…ま、まあ、別にやましいことなんてないし、言っちゃえ言っちゃえ。
「う、うん、司令官にお昼行かないかって言われてさぁ。日頃のお礼だって。」
「えー、いいなー。でも最近よく秘書艦してるもんね。
ま、あの人青葉ぐらいにしか心開いてないし。」
「そうかなぁ?皆に優しい人じゃない?」
「優しいけど、なんか壁あるんだよね。
ふふふ、でもいいじゃん。記者が取材対象の秘めたる心を解き明かし、やがて恋に発展して…なーんてね!」
「ガサ!違うってばぁ!」
もう、そんなんじゃないし…あ、いけない!そろそろ行かなきゃ!
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