青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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110: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/10(水) 14:28:36.08 ID:nW+Vca+e0
泊りがけの演習も終わって、バスはいつもの鎮守府に着きました。
みんな、次々と降りていきます。このまま寮に帰って、後はゆっくりするのでしょう。

青葉には、真っ先に向かう場所がありますが。

廊下を抜けて、大きな扉の前。この時間は、彼以外は誰もいないはず。
青葉がいない間は、当然他の子が秘書艦を務めていて…その子と廊下ですれ違った時、安心している自分がいました。
だってこの扉を開けて、他の子がいたら…きっと、取られちゃったような気持ちになっていたでしょうから。

「失礼しまーす。」

「お帰り、青葉。わざわざ来てくれたのか。」

出迎えてくれる笑顔を見た時、飛び付きたくなるのを必死に抑えていました。
本当は思いっきり抱き締めて、そばにいるって言ってあげたい。でも我慢です。
扶桑さんと話して、前より深く知った事はあるけれど…今は、いつものふたりとして会いたかったから。
それが今の日常で、それを感じてもらいたいからこそ。






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