471:名無しNIPPER[saga]
2017/11/04(土) 23:28:16.57 ID:ocVwd5q2O
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人面蝶「うおりゃあ!」ブン
パシッ
アンパイア「アアァイッ!バッターアウッ!チェンッ!」
実況『魔法使い選手、6番人面蝶選手も抑え、ピンチを切り抜けた。また三振です』
解説『締まらん試合だなあ。大した球投げてないし』ホジホジ
勇者「やったな。お前すげえよ」
魔法使い「勇者君も素人キャッチャーには見えなかった」
勇者「へへ。頭空っぽにしてボール捕ることしか考えてなかったよ」
魔法使い「それはそれでダメなキャッチャーだよね……」
勇者「お前を信じていたからな。絶対打たれないって」
魔法使い「なんか、普通に打ち取るよりヤドヤさんに打たれたことで自信がついたよ」
勇者「変な話だな」
魔法使い「はは。そうだね。おかしいね」
僧侶「どうだ?ピッチャーの感想は」
魔法使い「ちょっと面白いかもって思った。でもプレッシャーすごいしあれだけでクタクタ。僕にはやっぱり向いてないよ」
僧侶「そうか。よく動じないと思っていたが、周りを見る余裕がなかったか」
魔法使い「え?」
僧侶「見てみろ」
\ピッチャーいいぞー/
\三振すごーい/
\誰だか知らないけど格好いいぞー/
魔法使い「……」
僧侶「客は素直だ。思ったことを言ってくれる。なのにせっかくの主役がそんな感想ではつまらんぞ」
魔法使い「……僕、エースになるよ」
勇者(うわあ)
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