192:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 19:05:56.06 ID:bXNy42ntO
遊び人「僕らが生まれ育ったのはガルナ。僕はそこで野球を始めた」
遊び人「所属したチームはそこそこの強豪だった。でも頑張って、なんとかレギュラーになることができた」
遊び人「楽しかったよ。僕の努力が認められたようで」
賢者「……」
遊び人「ある大事な試合前に僕は体調を崩した」
遊び人「どうしても穴を空けるわけにはいかず、兄貴に代役を頼んだ。チームメイトにも内緒にしてね」
魔法使い「ん?でも賢者君って一回しか野球をしたことないって」
遊び人「その一回が僕の代役で出た試合なんだ」
魔法使い「え?」
賢者「……」
遊び人「僕の試合は何度か見に来ていた。それでルールも覚えたらしい」
魔法使い「だからって無茶な。ルールを覚えても実際にできるかは別問題だよ」
遊び人「兄貴はその試合で大活躍。相手エースをいとも容易く打ち崩し、僕らが一度も勝ったことのない相手に勝ってしまった」
魔法使い「!?」
勇者「なんだと……」
遊び人「さっき君も対戦して打たれただろ。あれがなんの練習もしていない素人のバッティングなんだよ」
勇者「マジかよ……」
賢者「……」
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