電池君「俺ガイルssにガハマ出したらどうなるか分かってるよな?」
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262:◇ナイトAXIA=ID:29254705&221135 [saga]
2018/05/28(月) 18:56:41.41 ID:e5YlkvGeO
小声で話していると、向こうから呼び出しを受けた海老名さんの姿が見えた。

俺達は道の角から戸部を送り出す。

等間隔で置かれた灯篭を一つ、また一つと追い越して、海老名さんはやってきた。

戸部はそれを緊張した面持ちで迎える。


「あの・・・・・」


「うん・・・・・」


声を掛けると、海老名さんは薄く反応した。

遠くから見ている俺達はそれを黙って静観する。途中、葉山が何度も俺の方をチラチラと見るが俺は無視する。


「俺さ、その」


「・・・・・・・」

戸部の声に海老名さんは何も答えない。お行儀よく腰の前で手を組んで、静かに聞いている。表情は透明で無機質な笑顔。


ああ、その表情は俺が想像したとおりの表情だ。

このままでは戸部は海老名さんに振られるだろう。だが、そもそもこの依頼は最初から矛盾していたのだ。絶対振られない告白。そんなものはお互いが相思相愛なら出来ただろうがあいにく海老名さんは戸部のことなんか何とも思っていない。


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