曜「千歌…ちゃん?」 高坂「……」
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9: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/04/03(月) 00:41:31.31 ID:dSODSHii0

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曜「――…やめろおおぉぉぉおおおお!!」ガバッ


自室のベッドから飛び起きた
あの部屋から帰ってきた曜はすぐに着替え、眠りについていたのだが…


曜「はぁ、はぁ、っはぁあ……はは、またこの夢か…」


病院での事件以降、曜はほぼ毎晩この夢をみるようになった

その夢の中ではあの日に感じた匂い、音、声、痛みなど全てが完璧に再生される
それは、自身がタイムリープしているのではないかと錯覚するほどのリアリティなのだ

しかし、夢の中で自分はあの日と同じ行動しか出来ない
仲間を救う事も出来なければ、チカを救うことも出来ない

そして、千歌が銃で頭を吹き飛ばすまで夢は覚めないのだ



曜「みんなに千歌ちゃんの蘇生が出来ない事…まだ言えてないんだよね。どうしよっかな」


そう、メモリーに保存されている千歌には天狗の精神が寄生している
このまま再生してしまえばどうなるのか、想像するのは容易である

だが、この事実を曜は梨子達に伝えていない
もう二度と千歌に会えないという現実を曜自身もまだ受け入れる事が出来ていないからだ


曜(でも…どうしてこの事を知ってるんだっけ……?)





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