23: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/04/05(水) 00:21:43.20 ID:IftRMT510
梨子「……よ…う……ちゃん」
曜「話はこれまで。さ、訓練を始めよか!」
聖良「え、ええ…」
理亞「……?」
善子「――千歌さん関係の事?」
曜「……」ピクッ
梨子「よっちゃん?」
善子「曜さんがどれだけ千歌さんの事が大好きなのか知ってる。“千歌さんの姿をした偽物”だったとは言え、同じ姿をした星人を殺した事を今でも悔やんでいるんじゃないの?」
操られていたとはいえ、梨子や善子、みんなを殺したのも
曜に重症を負わせたのも間違いなく千歌本人だった
ただ、あの病院での真実を知っているのは、生き残った曜だけ
二人にはウソをついていたのだ
善子「死んだのは偽物なの。それに、曜さんはもうすぐ100点まで行くの! 本物の千歌さんに会える!!」
曜(…ダメ……善子ちゃんは知らないんだから仕方ない……だって私が本当の事を言ってないんだもん……だからこんな感情を抱いちゃ――)
――ドロッ
善子「忘れろとは言わない、でもそこまで悩む必要は無いと思う。もう仕方なかったって事で割り切りましょう?」
曜「………割り…切る?」
善子「そうよ、いつまでも変わらない過去を悔やんでも仕方ないじゃない!」
曜(仕方無い……悔やんでも…千歌ちゃんが死んだのは仕方ない………割り切る…過去は変わらない………二度と…帰って来ない……)
――ドロドロッ
曜「――黙れよ」ボソッ
善子「え?」
曜「すぐに割り切れるんだったら…こんなに悩まないんだよ。簡単に言わないで」ギロッ
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