36:名無しNIPPER[saga]
2017/04/04(火) 02:37:59.35 ID:pf/B+XBFo
博士「明日、どうするかを決めなさい」
博士「ここを出て別の孤児院へ行くもよし、家出して、年齢を誤魔化して働くもよし」
かばん「…」
博士「ジャパリパークではいいかもしれないけれど、働かないと人間は生きていけない」
博士「働けない人間は誰かに保護してもらうしかない」
博士「…」
博士「…君はどっちを選ぶ?」
かばん「…嘘だ…嘘だ…」
博士「…〇〇」
かばん「〇〇じゃないっ!私はかばんです!!」
かばん「あなたの都合を押し付けないで!私だって、私だって…!」
博士「…」
かばん「…気が付かなければよかった…っ!サーバルちゃんとずっと過ごしていたかった…!」
かばん「本当に…あそこで死んでいればよかった…!!!」
かばん「…私には…あの世界は暖かすぎた…!!」
博士「…済まない」
かばん「…」
博士「…神に背くことは出来ても、君のような子供に残酷なことを言うのは、少し気が引けたな」
博士「…ゆっくりと、休むといい」
博士「…ここに居るつもりなら、僕達は全力で君を保護することを約束する」
かばん(…最低な人だったら…良かったのに…!自分のことしか考えない嫌な人だったら良かったのに…!!)
かばん(…こんな普通の人から「もう会えない」なんて言われたら…)
かばん(…諦めるしか、ないじゃない…)
バタン
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