36: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/23(日) 23:44:03.42 ID:w3itw7Mi0
その日の放課後。自分は『キャスター』と共に罠を解体することにした。
「罠がもし発動したらウチの生徒や先生がみんな巻き添えになる。それだけは阻止しないとダメだ」
『くっ、イケ魂が眩しい……!……ですが、きっといたちごっこになりますよ?片っ端から解除していっても、また張り直されたら意味が……』
「いいんだよ。罠の展開を遅らせることは出来る。それに、誰が仕掛けたかが分かれば大きいだろ?」
『なるほど!罠を解除した上で張り直すところを待ち伏せするわけですね!』
「ま、そういうことだ」
話を切り上げ、意識を集中する。今いるのは屋上。ここから下へ下へと降りて罠を順に破壊するという寸法だ。
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