士郎「……俺は、偽物なんだ」
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172: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/10/05(木) 20:08:13.10 ID:qwKvw3Y90
「それじゃあ、本当に無理しないでね?辛かったら学校休んでもいいから」

藤村先生はそう言い残し、一足先に学校へと向かっていった。
彼女の姿が見えなくなったのを確認して、体温計で熱を測る。結果、38.7℃。

「……『キャスター』」
「はいっ!何でしょう、ご主人様!」

自分が呼びかけると、『キャスター』はすぐに反応した。彼女には(寝ている時を除いて)常に自分の側で霊体化してもらっている。敵にマスターだと察知されやすくなるデメリットはあるが、それよりも安全性を求めた結果だ。

「今日はもう学校休んで寝るから、家の周りの警戒をしててくれないか?」
「えっ」
「えっ?」
「そこは”看病してほしい”とか”添い寝してほしい”とかじゃないんですか?」
「あー……いや、それは遠慮しとくよ。恥ずかしいし」


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