17: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/04/07(金) 22:41:11.88 ID:NrJBnilv0
「……む?」
突然、侍のサーヴァントが動きを止めた。負傷を負ったのかと思ったが、そうではなさそうだ。まるで、何かの気配を探しているかのような……。
「『セイバー』よ、ここまでにしておく。どうやら我らの戦いを盗み見する輩がいるようだ」
「っ!」
その言葉が聞こえた途端、全速力で逃げ出した。もし今襲われたら、こちらに勝ち目があるとは思えない。相手は三騎士である『セイバー』と互角の打ち合いをしていたのだ。
例え侍のサーヴァントだけなら対処出来たとしても、最悪の場合『セイバー』も同時に相手にしなければいけないかもしれない。可能性は薄いとはいえ、そうなってしまっては万に一つも生き残れまい。
「キャスター、いつでも戦闘出来るように準備しといてくれ」
『はいっ!』
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