士郎「……俺は、偽物なんだ」
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148: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/31(木) 23:22:02.47 ID:wvKm0gXu0
ーー帰り道。

『……はっ!しまった!魔力を節約せずに使っていれば、魔力供給と称してご主人様とにゃんにゃんできたのに……!一生の不覚!』
「念話で全部聞こえてるぞ」

いくら魔力消費を抑えているとはいえ、もし遭遇戦になったら『キャスター』も辛いだろう。ということで、自分は家までの道を急ぎ足で歩いていた。
その時、ふとイリヤスフィールの言葉が脳裏に浮かぶ。

『私は許さない。アインツベルンを裏切って、お母様を裏切って、約束も裏切ったキリツグのことを許せない。そして、私からキリツグを奪ったシロウのことも許さない!』

彼女の思う切嗣は、自分の考えていた切嗣像とはいくらか異なるようだ。その食い違いが何故発生したのか、まるで分からない。
本人に聞ければ手っ取り早いのだが、彼は既にこの世にはいない。聖杯に願えば可能かもしれないが、自分には心に決めた願いがある。そもそもの話、聖杯戦争が終結してから切嗣を生き返らせたところでたぶん遅い。
衛宮切嗣。彼は一体、何者なのかーー

『ご主人様!もう家過ぎちゃってますよ!』
「……あっ」


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