士郎「……俺は、偽物なんだ」
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146: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/31(木) 23:19:56.78 ID:wvKm0gXu0
「……え?」
嘘だ。今、自分は彼女に嘘をついた。

「その時は分からなかったけどさ、今気づいたんだ。切嗣の言ってた『あの子』って、お前のことなんじゃないかってさ」
違う。自分はそんな言葉は聞いてないし、そんな話をされたこともない。

「……本当なの?」
「あぁ、本当だ。切嗣が死ぬ前に、そう呟いてた」
これだって偽りだ。この場を取り繕うためのでまかせにすぎない。

「……嘘だったら承知しないわよ?」
「嘘じゃない。紛れもなく本当のことだ」
おずおずと自分の顔を覗き込んでくる彼女の瞳を正面から見据える。全てが嘘なんてことはおくびにも出さずに。
あぁーーいつから自分は、こうも簡単に嘘をつける人間になったんだろう。


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