園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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72: ◆N2ciT2iELQ[sage]
2017/03/30(木) 19:07:52.86 ID:y4VgxIfx0
穂乃果「わーい♪」



二時間後、舞台裏

海未(真姫たちの曲が、そろそろ終わりますね)

穂乃果「もうすぐだね」

ことり「これが学校生活最後のライブになるんだね」

海未「…穂乃果、ことり」ギュッ

海未は二人の手を握る。

海未「私たちの番が始まる前に、言わせてください」

海未「穂乃果。私をスクールアイドルに誘ってくれてありがとうございます」

海未「引っ込み思案な私をこれまで引っ張ってくれてありがとうございます」

海未「これからは、私とことりと共に、三人で新しい世界に飛び込んで行きましょう」

穂乃果「うん!」

海未「ことり、私のことをいつも裏で支え続けてきてくれてありがとうございます」

海未「辛いこともたくさんありましたが、貴女がいたから私は乗り越えられた」

海未「これからは、私と穂乃果も貴女を支えます。三人で並んで歩いていきましょう」

ことり「うんっ♪」

真姫たちが歌を歌い終わる。曲が閉じていく。

海未「――行きましょうか。私たちの番です」



幕がゆっくりと開いていく。

穂乃果(最初は、この向こうには誰もいなかった)

ことり(それでも、諦めずに歌い続けてきた)

海未(そして、今は―――)



満員の観客。湧き上がる歓声。

海未(私たちの青春は、今ここにある)




――
―――


今この瞬間を、永遠に。


―――
――




穂乃果「みんなーっ! ありがとう!」

わあっと大きな声援で観客が答える。

ことり「今日、この場を借りて発表したいことがあります!」

声援が徐々に消えていく。

海未(やはり皆、例の件は知っているようですね)

海未(知っていて、私たちを迎え入れてくれた。応援してくれた)

静寂が訪れる。観客たちは固唾を呑んで、真ん中に立った海未を見つめる。

海未「…皆さん、今日は私たちの歌を楽しんでいただき、ありがとうございます」


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