園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
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23: ◆N2ciT2iELQ[sage]
2017/03/30(木) 17:53:46.52 ID:y4VgxIfx0
ことり「海未ちゃん…?」

穂乃果「あ、海未ちゃんはことりちゃんにとっては恋人だったね!」ヒュ-ヒュ-

ことり「あ、うん…」シュン

ことり(海未ちゃんのこと考えはじめると心も頭もいっぱいになっちゃうから、できれば今は思い出したくなかったな)

穂乃果「どうしたの? 海未ちゃんと喧嘩でもした?」

ことり「そうじゃないの」

穂乃果「海未ちゃんは怒ると怖いからねえ。穂乃果も全力ビンタ食らったことあるし。結構海未ちゃんって乱暴だよね」

ことり「!」ビクッ

乱暴、という単語を聞いて、ことりの肩が震える。穂乃果はそれに気が付かず話を進める。ことりの部屋。――海未に陵辱された場所。

穂乃果「ことりちゃん可愛いし、海未ちゃんはムッツリなところあるし、ひょっとして海未ちゃんに押し倒されちゃったりした? なーんてね「いやあああっ!!!」

ことりの頭に、あの夜の記憶がフラッシュバックする。

穂乃果「こ、ことりちゃん?」

(『これで一つになりましょう』)

愛をつぶやく言葉が、呪いのようにことりの頭に突き刺さる。

(『愛してますよ』)

ことり「やめて、酷いことしないで!!」

(『これから毎日愛し合いましょうね』)

ことり「海未ちゃん、やめて、痛い痛い痛い痛い、痛いよぉおおーーー!! なんで、どうして信じてたのに、う、あああいやああああ!!!!!!」

穂乃果「ことりちゃん!!」ギュッ

暴れだしたことりを穂乃果が抱きしめる。それでもなおことりは収まらず、穂乃果の腕の中で激しく抵抗を続ける。

穂乃果(ぐ…すごい力…! でも今離したらっ…!)ギュウウ

穂乃果はにこの言っていたことを思い出す。

(にこ「…特にことりは、浮かれてるのか最近危なっかしいわ。暴走しないように、何かあったら止めてあげるのよ」)

穂乃果(にこちゃんの言うとおりだったよ。ことりちゃんは苦しんでたんだ)

穂乃果(苦しんで苦しんで、それでも誰にも迷惑をかけたくなくて、自分の中に溜め込んでたんだ)

ことり「う…ううっ…」

暴れ疲れたのか、ことりの力が弱まっていく。

ことり「ほの…か、ちゃん?」

すっかり脱力し、うつろな目でことりは穂乃果を見上げる。

穂乃果「ごめんね」グスッ

ことり「?」

穂乃果「気がついてあげられなくて、ごめんねぇーーっ!」ビエ-ン

穂乃果はことりを抱きしめたまま、大声で泣き出す。

ことり「ほっ穂乃果ちゃん!? 泣かないで!」オロオロ

穂乃果「ぐすっ、だって、ことりちゃん、が」

ことり「ことりは平気だから。ねっ?」

穂乃果「全然平気じゃないよぉおぉ! 海未ぢゃんどなにがあったのぉおおお!」

ことり「!」

穂乃果「私達、友達でしょ…? 話して…?」

友達。ことりが一番大切にしていたもの。


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