永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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751:名無しNIPPER[saga]
2021/05/26(水) 01:36:37.64 ID:HzsXPyRk0



薬売り「本物の…………蓬莱の薬…………?」



 その薬は、光を持っておった。
 元来薬に不要なはずの光は、しかし薬が薬足る根幹を確信させる、実に多彩なる”色”を宿しておった。



永琳「左様。これこそが、かつて死からの解放を求めた人々の、大いなる希望……」


永琳「同時に――――とある月人を”奈落へ突き落した”深淵の絶望」



 同時に、掌一杯に満ちる色取り取りの光は、微かなる既視感をも感じさせた。
 「この光、どこかで……」そう思うや否や、すぐさま蘇る脳裏の記憶。
 そう、薬売りは確かに見ていたのだ。
 永遠の原材料――――”蓬莱の玉の枝”である。



薬売り「薬は…………”本当にあった”…………!」



 蓬莱の玉の枝から生み出されし蓬莱の薬。
 その効能の凄まじさたるや、もはや語るまでもないで事であろう。
 うむ、ならば改めて……”希望を表す絶望”とはまさに言い得て妙である。
 生に執着する者にはこれ以上なき悲願。
 しかし死に活路を見出した者にとっては、これ以下はない悲観なのだから。





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