永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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655:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 03:03:00.00 ID:A1WvWOlK0


薬売り「さらに言わば、あの時”怪我人”と言う大義名分を得た事で、あの兎だけが自由に動き回る事ができた……まさに、誰かの手引きを受けたかのように」

薬売り「そうです。通常ならほとほと起こり得ぬ、超常染みた稀の連鎖……しかしあの兎に限り、それは日常茶飯事だった」

薬売り「かのように、兎の起こす事象が、理から外れた稀ならば……理だけを求める貴方には、どう足掻いても叶わなかった」


【フセキ】


薬売り「だから今度は、同じ場所にいた馬の骨の方に目を向けた……自分一人では無理だと、悟ったから」

薬売り「兎と違い、自分と同じ理によってのみ動く馬の骨なら……言い様に扱えると、そう思った」



【キカシ】



薬売り「そして、要が済んだ後の馬の骨など……”後からどうにでもできる”と、そう踏んだ」



【カラミ】



薬売り「ただの一介の薬売り風情――――”恐るるに足らず”」


薬売り「貴方はそう……確信していた……!」


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