永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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649:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:55:11.97 ID:A1WvWOlK0



薬売り「勿論――――”蓬莱の薬なんかじゃありませんよ”、これは」

薬売り「これはあっしが、自分の手で拵えた物……限られし時の中で、なんとか暇を見つけ完成させた物」

薬売り「言い換えれば……”目上の者に命令された”が故に、やむを得ず用意せざるを得なかった物」



(――――つか、ほんとはあんたがやんきゃいけない事なのよ? 新入りの癖に、てんで仕事しないじゃない)



薬売り「急ごしらえでしたので、いささか不安ではありました……が」

薬売り「ああも旨そうに食していただけたなら……いやはや、”末弟子冥利に尽きる”と言う物です」



(――――ちょ、ほんとうまい! ヤバイヤバイ、マジ止まんないって!)



『山菜・菜の花・木の実・茸・その他諸々、色々と。
 あの僅かの間で、次々と穫れていく野の幸を目の当たりにすれば……「嗚呼、さすがは姉弟子様だ」と感嘆の念を禁じ得ぬと言う物。 
 だからこそ”鮮明に残った”のですよ。
 あの次々と並んで行く食材の中で……一つだけやけに偏って集っている、あの無数の【芽】を目の当たりにすれば』


https://i.imgur.com/pIwMLAl.jpg





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