永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/12/10(日) 22:10:38.01 ID:U8yEZtnF0
兎「みんな、そりゃあもう困ったでしょうね……誤解を解きたくても、解けなかった」
兎「辛かったと思うわさ。だって……みんな、”てゐが大好きだったから”」
薬売り「……」
そうやって切羽詰まってきた末に、ある日誰かが言い出した。
「――――海の事は海の生き物に聞けばいいじゃないか」。
本来、陸の生き物と海の生き物に接点なんてない……はずなんだけど、その島の住人だけは、ちょっとしたコネがあってね。
薬売り「…………和邇?」
兎「そう、和邇――――まぁ、接点っつーより”因縁”に近いけど」
陸と海。異なる場所の異なる生き物同士。
お世辞にも良好な関係とは言えなかった……けど。
その時その瞬間、両者はついに垣根を超える事ができた。
兎「キッカケは、兎――――兎を思う気持ちが、ついに大地と海とを跨ぐ”橋”となった」
【以心】
その時、ようやっと計画は動き出したんだわさ。
島の生き物は、見返りとして”共に酔いしれる楽しみ”を教えた。
そして目覚めた――――仲間と言う概念を。
【伝心】
酔いしれる楽しみを覚えた和邇は、約束通り海を渡る方法を教えた。
この時和邇が島の連中に教えたのが、「船」と呼ばれる物だった。
これは後に、島に「海の幸」を齎す事になるんだけど……これはまた、別のお話さね。
兎「これがキッカケで、島と海の生き物は共に手を取り合う事ができるようになった……ま、それでも小さな諍いはあったようだけどさ」
【締結】
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