永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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424:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 01:53:33.49 ID:rqejUdQb0


てゐ「…………」


 長かった……実に長かった。
 長きに渡って隠し続けられた「妖兎の理」が、ようやっと、日の目を見る時が来たのだ。
 

【灯】


 日の目――――そう、日の目だ。
 妖兎はこれから、自らの理を述べる。
 してその時刻は、なんとも間のイイ事に……ちょうど【寅三つ】を過ぎた頃であったのだ。


【彼誰】


てゐ「惨めで……哀れな半生だった」


てゐ「誰よりも愚かで……何よりも小さき生き物だった」


 明けの刻まで、残り一刻。
 もう一刻もすれば、この長く続いた闇夜は開け、暦と共に日が昇る。
 そして日が昇れば、陰陽が如く空は白み始める――――まさに、卯の毛皮の如く。


https://i.imgur.com/NYiDRsb.jpg


 まさにおあつらえ向きの舞台ではないか。
 よって改めて言わせて貰おう――――「宴もたけなわ」
 宴の締めには挨拶がつきものだ。
 というわけで、この妖兎自身に是非、締めて貰おうではないか。



てゐ「だけど――――”幸せだった”」




 最後まで残った妖兎の理――――一体、「彼は誰」なのか。




【因幡てゐ――――之・理】





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