永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/07(日) 01:12:36.97 ID:qbKvk9zbo
レイセン「あの時は楽しかったわぁ……今思い出しても、ゾクゾクきちゃう」
レイセン「”ざまぁみさらせ”とはまさにあの事ね。もし過去に戻れるなら、もう一度あの時に戻ってやり直したいくらいよ」
薬売り「輝夜姫が地上へ落とされたのは……”貴方の仕業だった”」
なんとまぁ……浮世に名高きかぐや姫。もとい竹取物語。
かの物語の起点を生み出したのは、他でもないこの兎の仕業であったとは……
確かに、よくよく考えれば、あの冒頭はいささか不自然であったよの。
「月からやってきた姫」はまぁわかる。
しかしその姫が何故に竹の中なんぞに。しかもまるで”閉じ込められるように”収まっていたか……
これなら、全てに納得がいく。
レイセン「そーよ。だってあのクソ姫、永琳と共謀して、飲んじゃいけない蓬莱の薬を密造してやがったのよ」
レイセン「壁に耳あり障子に目ありってね……悪い事はできないわよねぇ」
レイセン「あいつらがコソコソとやってた内緒話、一言一句逃さず……ぜ〜んぶバラしてやったのさっ」
レイセン「ねー、鈴仙」
うどんげ「…………」
閉じ込められて当然だな。それは――――「罰」だったのだ。
固く禁じられておる不死の薬。おそらく、我らで言う阿片に近い物だったのだろう。
それをあろうことか自らの手で作り、生み出し、そして……
レイセン「……あーあ、また現実逃避モードに入っちゃった」
レイセン「どうせなら布団の中とかにしなさいよ。それじゃまるで、冬眠中の芋虫みたいじゃない」
【密】
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