永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
↓
1-
覧
板
20
202
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/05(金) 10:29:41.36 ID:/9MplgHao
薬売り「気づいて、おられないのですか……?」
薬売り「さっきから……貴方が口を開くごとに、もう一つ”声”が重なっている事に」
うどんげ「何……言ってんの……?」
薬売りは唐突に、酔狂な事を言い始めた。
もう一つ、声が聞こえる――――玉兎が唖然とするのも当然じゃ。
辺りを見渡しても誰もおらぬ。無論、声所か微かな息遣いすらも聞こえぬ。
それは波長を聞くと言う玉兎の鋭い耳が、一番わかっているはずなのに。
薬売り「ああっ、今も、ほら……」
薬売り「なにやら、長々とおっしゃっております……それも、”貴方様の声で”」
しかし薬売りは、頑なに主張を退ける事はなかった。
この場に聞こえると言うもう一人の声。
しかもそれは薬売りだけに聞こえ、玉兎には聞こえぬ声。
言い換えれば、”玉兎だけに聞こえぬ声”。
薬売り「もう一度、お伺いします……”本当に聞こえませんか?”」
そこまで言うなら教えてもらおうじゃないか。
そのもう一つの声とやらは、一体なんと申しておるのか――――。
うどんげ「――――ッ!」
(にしても、見れば見るほど気っ色の悪い奴よね〜。なにこれ? ホントにこいつ人間?)
(変な道具に変な化粧に変な服にさぁ、言ってる事も意味わかんない事ばっかだし)
(ひょっとしたらこいつ、気触れじゃないの? おおこわっ。てかめんどくさっ)
(うざったいからとっとと帰れっつーの。この薄気味悪いちんどん屋が)
うどんげ「だ…………れだ…………」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
808Res/717.96 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490438670/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice