永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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161:名無しNIPPER[saga]
2017/04/06(木) 22:22:21.99 ID:zNht1eFzo


永琳「見に行ったのですね……私の真を」

薬売り「しかと、見届け申した」

永琳「なら、もうご存知ですね……私には、モノノ怪を成すに値する因果があった、と」

薬売り「そしてモノノ怪は今、貴方の存在其の物に憑りついている」



【同調】



永琳「してその心は」

薬売り「ただ一つ」



【解離】



薬売り・永琳「モノノ怪は(私・貴方)ではなかった――――」



うどんげ「? ? ? ?」



 モノノ怪の真は、八意永琳ではなかった。
 己がかつて犯した罪と、薬売りの教示とを合わせれば、「よもや、モノノ怪の正体は自分ではないのか」。
 頭脳明晰な八意永琳にして、その結論に至るは至極当然であろうて。



うどんげ「そ、そんな事どうでもイイッ! ほら、目の前にいるじゃない!」

うどんげ「早くしないと……お師匠様が……!」

薬売り「しかし退魔の剣は未だ真と理を得てませぬ」

薬売り「これではとても……斬る事など……」



 薬売りも同様に、当初からこの八意永琳にアタリをつけておったのやもしれぬな。
 しかしそうではないと分かれば、事はまた振り出しに戻る道理。
 薬売りも大層うんざりとなすった事であろうなぁ……
 いかにいけすかぬ薬売りとて、その心中はまぁ〜察するに余りある。





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