永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/04/01(土) 16:46:30.44 ID:WqlHno/No
うどんげ「く…………ぉらァァァァ!! おとなしくしとけっつったろォォォォ!!」
【絶叫】
【木霊】
【怒号】
チーン
【完全・無視】
薬売り「――――ここか!」
その様はまさに電光石火の如く
他人の忠告なんのその。単身意気揚々に乗り込んだ薬売りであったが……
気配はすれども姿が見えぬとは、これ如何に。
ただでさえ薄暗い竹林。さらに子の刻も過ぎし深き夜分であれば、モノノ怪どころか目の前の竹すらも見えぬ道理。
しかしそれでも剣は語っておる。
「モノノ怪はすぐそこにいる――――」。その言葉を、震えに代えて。
薬売り「どこ……だ……」
薬売りは、先ほどの玉兎の話を糧に、かつて斬ったモノノ怪達を浮かべ申した。
人が持ちし、モノノ怪を成す強い情念。
その念はあらゆる情が入り乱れ、まこと千差万別であった……が。
しかし強いて一つ型に嵌めるとするならば、やはり”怨み”の念が、一つの定石と言えよう。
【追着】
うどんげ「――――この……アホンダラがぁぁぁぁ! あれっほど! 勝手に動くなっつったのに!」
うどんげ「バカ!? 生きたまま焼かれたいの!? それか灰になって、ここの土に還りたいの!?」
薬売り「何か……匂いませんか」
うどんげ「 話 聞 け よ ! 」
遅れて駆けつけた玉兎が薬売りに吠える。
無論その真意は、薬売りの勝手な行動に対する、純粋なる怒りである。
玉兎の怒号が静かな闇夜に響き渡る。
それは、裏を返せば、響き渡る怒号と同じまでに、強い”怨”と言う事だ。
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