永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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114:名無しNIPPER[saga]
2017/04/01(土) 15:46:03.38 ID:WqlHno/No


【子】


うどんげ「妹紅はね、元々はただの人間よ。見た目はその辺の生娘とそう変わらないわ」

うどんげ「だから、知らないまま出くわしても気づかない事の方が多い……ていうか、むしろあんたの方が妖怪に近いくらい」

薬売り「よく……言われます」



 しかしこの永遠亭とやら、よくできた物であるな。
 月から逃げ延びた者共の隠れ家と言うのが真相であるが、その真相を忍ぶ姿として、薬屋を商んでおるは周知の通り。
 してその商いは……いやはや、どこで学んだやら。まさに関心の一言である。



うどんげ「ま、いくらなんでも迷い人を襲ったりはしないけどさ」

薬売り「兎に化かされる事の方が多いでしょうしね」



 まずは大元、八意永琳があらゆる病に対応した薬を作る。
 してその薬を、玉兎がその瞬足を用いて、疾風の如き速さで患者の元へと届ける。
 大金を積んでも手に入らぬ上質な薬が、安価に、しかもすぐに届く環境。
 これだけでも十分、そこらの商人と一線を画すと言うに……

 さらには時に、急病の者がいれば、八意永琳が自ら駆けつけ治療を施す事もあると言う
 そして治療を終えた後も足繁く患者の元に通い、差し支えないかを事細かに診て回ると言う万全ぶり。
 いやはや、まさに薬師の鑑。
 どこぞのうさんくささ極まれり薬売りにも、ぜひ見習ってほしい物よの。
 


うどんげ「ただ……やっぱり妹紅は、あたし達にとっては脅威そのもの。一度襲われれば、もうあたし達ではどうする事もできないわ」

薬売り「襲われることが……あるんですね」



 これではよもや、永遠亭を月人の住処と思う者等いやしまい。
 人の間では、永遠亭の名はもはや、立派な薬屋の大看板なのである。
 ……のだが、そのあまりに完璧な隠匿が故か。
 反面、”外敵の襲来”にはやや弱い傾向にあるのではないかと、身共は断ずるわけだ。




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