永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
1- 20
109:名無しNIPPER[saga]
2017/04/01(土) 14:38:12.83 ID:WqlHno/No

うどんげ「かの都とは……つまり月の都の事。そこで生まれた人を、地上の人間と区別して月人って呼ぶの」

うどんげ「まぁ私は、正確に言うと玉兎っつって、月人とはまた別なんだけどね」

薬売り「月の兎……の意ですか」


【正真】


うどんげ「でも、お師匠様と姫様は正真正銘の月人。本当なら、地上なんかとは永遠に無縁の方々なんだから」


 にわかに信じ難き鈴仙の語り。
 口を開くと同時に飛び出す言葉の数々は、その全てが絵巻物の類となんら遜色なき内容である。
 が、しかし薬売りは訝しむ事もせず、ありのままを信じた。
 それはこの竹林に隠されし「真」のせいなのだろうか。
 はたまた自らも、絵空事の如き怪異に身を委ねているからなのだろうか……



うどんげ「つーわけで……まぁ、にわかには信じられないと思うけど」

薬売り「いやぁ信じますよ。実直な姉弟子様がよもや嘘偽りを申すなど、恐れ多くてとても……」

うどんげ「話が早くて助かるけど、全然うれしくないのは何故かしらね」


【謙遜】


薬売り「それに……不死の薬に幻想郷。そしてあなたのような、強力な妖術を持った人兎」

薬売り「月の魔性に当てられたと考えれば……全てに合点がいきます故」



 ちなみにだが、この鈴仙と先ほどのてゐとか言う二人の人兎
 一見同じようではあるが、実は似て非なるアヤカシである
 鈴仙の方は月の兎を意味する「玉兎」。
 対しててゐの方は、地上のアヤカシを意味する「妖兎」
 身なりに差異はあらねど、素性は全くの別物である故、努々お忘れなきようにされたし。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
808Res/717.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice