165: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:02:27.06 ID:3m83T0D/0
「申し訳ないけど、今はお休みさせてもらってるよ」
「そうですか……」
「悪いねぇ」
落胆する私に、ジャガーさんは申し訳なさそうに言いました。
「あー、今もあるかはわかんないけど、この上にこの間かばんがかけた橋があるんだ。よかったら案内するよ。ついてきな」
そういって、ジャガーさんは歩き出しました。
「あの、あなたはかばんさんと面識がおありで?」
わたしが尋ねますと、ジャガーさんは大きくうなずいて笑いました。
「ああ。あいつはすごい奴だよ。橋をかけたり、ばす? っていうのを動かしたり」
「バス……」
ということは、かばんと呼ばれる人物は現在バスに乗って移動中という事でしょうか。これは大変です。先を急がなくては……。
「ああ。もしかして、あんたもかばんを探してるのかい?」
「はい。えっと……、同種の方のようだったので……」
「ああ、あいつ、自分が何のフレンズかわからないっていってたもんなぁ。にしても人気だな、あいつも」
「……もしかして、わたし以外にもかばんさんを追っている方がいらっしゃるので?」
「アライグマとフェネックも探してたよ」
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