190:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 20:43:08.62 ID:sE0XGrgQ0
二次試験で落ちましたひゃっほーい
そして保守ありがとう
山田 「ほほう…桑田怜恩殿も隅に置けませんなあ……ではここで定番の、"リア充爆発しろ"!!」ビシィッ
安広 「まずはあなたから爆ぜてくださいます?……あらっ?あなた、その手」
桑田 「っ、!」カッ
"出(いずる)"
フッ…
安広 「……見間違えでしょうか」
【西地区.寄宿舎】
シュウッ…スタンッ
桑田 「いって!」ドサッ、ゴロゴロ
桑田 「くっそ…やっぱ、座標が遠いと着地むずいな」ガチャッ
キイ…
桑田 「自分で歩けよ……暗いな、電気つけ「やめて!……お願いだから、やめて」……わーったよ」
行こうとしたオレの手を、ベッドに寝かせた菜摘が引っぱった。
菜摘 「まだ帰んないで。ちょっとだけ……私の話、聞いてよ」
菜摘 「でなきゃ、本当に…消えてなくなっちゃいそうなんだ、私……」
それの名前を表すなら。
『不安』の二文字がふさわしいと、思った。
菜摘 「なん、で……お兄ちゃん……?」
【九頭龍菜摘 (クズリュウナツミ)
Chapter:幕間】
声をかけた、つもりだった。
しかし、兄――冬彦は、まるで自分なんか眼中にないように通り過ぎていく。
菜摘 「珍しいなあ、お兄ちゃんが冗談なんて」
アハハ、と笑ってはみたものの、心の中ではものすごいショックだ。
短気だが真面目な性格の兄が、仮にも妹を。しかもこんなサバイバルの後で
無視するなんてイタズラをするだろうか?
菜摘 「……ま、まあ……お兄ちゃんだって友達と話したいだろうし?
全然ショックじゃないけど?うん」
自分を納得させるようにひとりごと。
単純に気づかなかっただけかもしれない。
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