日向「神蝕……?」
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174: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/05/01(月) 17:59:39.11 ID:Nli3LyVz0
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両手を広げた石丸が、「大丈夫だ」と笑った。

石丸  「君のことは、絶対に守る。それが、僕の責任だ」

朝日奈 「石丸……」

石丸  「……すまない。君を苦しめてばかりで」カッ!


目の前に、ひときわ大きな盾が浮かんだ。

カムクラがすうっと目を閉じる。同時に、戻ってきた日向が「くっ」と膝をついた。


日向  「まだ無事か、朝日奈!」

朝日奈 「……っ、バカ…それ、こっちの台詞!」

朝日奈 (やらなきゃ……!みんなが、ここまで命かけてくれたんだから……!!)ギュッ

朝日奈 (落ち着いて……プール、池、なんでもいい……とにかく水のある場所を……)


頭を抱えてイメージを始めた朝日奈は、

だんだんと呼吸が落ち着いてくるのが分かった。

周りの景色が、少しずつ明瞭になっていく。


朝日奈 (……あれ?)

そこで、朝日奈は何かに気づいた。

茂みの中、人の手が飛び出している。

骨ばった、細い指。よれた袖口から覗く手首に、茶色い数珠が……


朝日奈 (……え、嘘。だって、だって、あいつが死ぬわけ)

朝日奈 (でも、あんな趣味の悪い数珠してるやつ、あいつしか)ヨロッ


立ち上がった朝日奈は、そのまま固まった。

茂みの中に倒れている人間の正体が、分かってしまったから。


朝日奈 「あっ……あ、ああああアああぁぁあ゛ああ!!!!」カッ!!


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