日向「神蝕……?」
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14:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/08(水) 17:33:05.76 ID:r4P7jXfa0
そして、霧切の言葉通り……数分で、俺たちの足元がすうっと明るくなる。
それが、空を覆っていた雲が晴れたからだと気づくのに、そう時間はかからなかった。
『始』の化け物たちも首をもたげて、唸り声をあげながら歩き出す。化け物が一歩進むごとに
その体躯は透けて、やがて跡形もなく消え去った。
残されたのは血と体液の、すえたような匂いと、血でぬかるんだ地面、そして……
数え切れない死体の山だけだ。


豚神  「……おい、日向。あれはなんだ?」スッ

日向  「島?空に島が浮かんでるのか?」

空に浮かんでいるのは、島だった。
城のようなものが建っていて、目を凝らすと風にはためく布も見える。
さっきまでやけに校庭が薄暗かったのは、あの島が学園をすっぽり覆うように
影を作っていたからか。

朝日奈 「船みたいにも見えるよ!…でも、あんなの見たことない。もしかしてこの変な現象って、
     あの島のせいだったり……」

豚神  「そうとしか考えられんな。決めつけは禁物だが、変化といえる変化はあの島だけだ」


【初日:始
 死亡者数:876名
 生存者数:1624名
 総生徒数:2500名→1624名】

日向  「俺たちは……これからどうなるんだ」

豚神  「それを考えるのは、全員の安否を確認してからだ。……ひとまず体育館に戻るぞ。
     生きているなら、あそこに戻ってくるはずだ」スッ

日向  「あ、ああ……」

日向  (やっぱり、こいつは冷静だな……不思議と頼りになる感じがある)

成り行きで仲間になった朝日奈も連れて、俺たちはひとまず体育館へ帰ることにした。

_______

一旦切ります。Rで立て直すほうがいいのか、それとも…



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