14: ◆HyZk02P5Ec
2017/03/05(日) 19:43:24.85 ID:spjSjHtC0
春香「でもこういう場面で決めないとさ、千早ちゃんは絶対に足を踏み出せないよ?」
千早「それはそうだけど」
春香「何日か前に言ったよね?千早ちゃんは冬馬君から色々貰ってるって……一字一句同じじゃ無いけどさ」
千早「趣味のこと?」
春香「そう」
千早「それとこれになんの関係が」
春香「冬馬君が手の届かない所に行っちゃった時、あの人が関わった物全部に今と同じように向き合える?」
千早「!」
春香「事務所に来てから二年以上親友やってる私が断言してあげる。千早ちゃんはそんな器用なこと出来ないよ」
千早「そ、そんなこと」
春香「違わない。そのアメリカ行きの荷物に入れたカメラもアロマも、そのヘッドホンだって冬馬君と良い物だ!みたいな電話を前にしてたし、家族のこともそうだね。冬馬君のお陰で優君のことも吹っ切れたんでしょう?だからお父さんともお母さんともまた会ってみたいって、関係を修復したいって思ったんでしょう?決裂したら、千早ちゃんは絶対そっちにも変な意識しちゃって、また行き辛くなるよ」
千早「……」
春香「私はね、千早ちゃんが冬馬君の仲が上手く行けば良いなって思ってる。けどそれは、千早ちゃんが冬馬君を好きなことを知っているからじゃなくて、私が千早ちゃんの事が好きだからなんだよ。千早ちゃんのことが大好きだから、千早ちゃんにこれから後悔をして欲しくない……ずっと優君のことで後悔してる千早ちゃんを見ていたし、私自身も後悔しているから、そう思うんだよ」
278Res/171.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20