メイド「私の嫌いな貴方様」
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74: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/12/22(金) 16:21:07.40 ID:5yWETlix0
女「…………」


少しぶしつけだが、お姫様の顔をよく見てみる。
薄く化粧の乗った顔。綺麗だ。化粧が上手いのだろう。

さぞや面食いにモテそうだ。羨ましくはない。
……まてよ、お姉ちゃんが面食いだったらどうしよう。
少なくとも化粧が下手なのよりは出来たほうがいいだろうな。

……羨ましくなんてないんだかんね?!


女「…………ん?」

あれ?
この人の顔、どこかで見なかったか?

まじまじと見れば見るほど、見たことあるような気がしてくる。
でも、どこで会ったかが思い出せない。


女「すみません……間違ってたら悪いですけど、どこかで会いませんでしたか?」


お姫様「ふふ」


笑っただけだった。なんでだ? にこにこしているだけで答えてくれそうにない。

お姫様「とりま、見学してきなさい。もうそろそろ始まるから」


まあいいか。この人が誰だろうと知ったことではない。

思い出せないのなら大事じゃないということだ。
前にそういう考えで受験時に必要な書類を忘れて大変なことになったが……まあ、大丈夫だろう今回は。


女「お嬢様、あの人知ってる?」

一応お嬢様にも聞いてみる。
ひょっとしたら、彼女の知り合いかもしれない。


お嬢様「ううん初めて会った……っき、綺麗だよね」

違ったらしい。考えてみれば当たり前。もし彼女の知り合いだったら、私に見覚えがあるのはおかしいか。



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