67: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/06/19(月) 21:49:03.29 ID:Pgcg4Jy10
不意打ちじみたお嬢様の登場にも頭は慣れ、
むしろあそこでお嬢様に冷や水をかけてもらえたことに感謝していた。
……もしあの思考のままでお姉ちゃんにあっていたら間違いなく大火傷していた。
いやある意味で火傷はしたんだけども……。
大丈夫だよね……ヤンちゃんに目をつけられてお金せびられたりしないよね……?
お嬢様「えっと……なにか迷惑かけちゃったかな……ご、ごめんね、私常識知らずなとっ……ところがあるから」
女「うん、全然大丈夫だから気にしないで、ぜんぜんほんとに」
お嬢様「ほ……ほんとうに――?」
女「…………。ごめん……ありがたいって気持ちと、もう少し自分が周りからどう見えるか考えてほしいって気持ち半々かな……」
お嬢様「自分がどう見られるか……?」
女「そう」
お様様「なるほど……」
私の言葉に何か思うところがあったのか、まるで某石造のように顎に手をあてがい考え込んだ。
が、すぐに何か思い至ったのか顔を上げ口を開いた。
お嬢様「あれ……ありがたいって、なにがです?」
女「……………ないしょ」
好きな人に会えると思って舞い上がっていたなんて言えすか。
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