会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
1- 20
293: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2019/06/27(木) 20:28:13.11 ID:NjgE3cN8O
部長「自由天文部をやめるの?」

男「軽音部にするつもりで頑張りますよ」

部長「ほんと合わねぇな、自由天文部はずっと自由天文部だ」

男「それでもいいですよ」

俺にとっては関係の無い事でも部長にとっては大きな意味があるのか、明らかな苛立ちは舌打ちという形で現れた。

部長「お前さぁ、今のバンドから抜けてどうするつもり?カツラを被ってまでして何がしたいんだよ」

次は溜め息。
怒りを抑えて後輩の暴走をなだめてやろうとしているのだろう。
俺は至って冷静だ。

男「本当はね、歌いたいんですよ。やったことの無いギターをやりたかったのも本当です」

男「ギターを弾くよりも歌いたいんです」

部長「ロリから歌えないって聞いたけど?」

男「歌えますよ」

部長「はぁ?意味わかんねぇ」

性別を偽っていると歌えるなんて誰が信じる?
良いさ、歌って黙らせよう。

男「何聞きます?洋楽?邦楽?ジャンルは?」

部長「……貶されても文句言うなよ」

きっとこの男は自分の方が歌えると思っているけど無理もない話だ。

部長「邦楽バンド、流行りの奴なら良いよ」

男「女性ボーカルだったらあそこだな……歌います」

アカペラで十分だ。

部長「女性の歌?」

男「〜♪」



















<<前のレス[*]次のレス[#]>>
419Res/353.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice