会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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202: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/05/18(金) 23:00:56.68 ID:kfQdpLGcO
作詞「折れた訳では無いよ、副部長の
無神経にほとほと呆れ果て……」

幽霊部員「作詞ちゃんうるせーっす」

幽霊部員の言葉はシンプルに作詞の言葉を遮った。

作詞は静かに腕を組み、横目で幽霊部員を見ながら笑っている。
この状況では仕方が無いと言った様子だ。

「その前に、聞いて……いい?」

部長「あぁ、どうぞ」

質問を質問で返しても気にする素振りは無く、あっけらかんとした様子だ。

部長「……」

部長は静かに目の前の女性を分析していた。

前髪は口元、襟足は腰までの好き放題に伸びきった髪の毛を無理して金髪にしたからなのか、髪は痛みきっている。

人として常識の無い姿に隠してはいるが、嫌悪感を抱いている。
その全てをひっくるめて気持ち悪いと言うのが彼の素直な気持ちだった。

そう、部長の見る目は正しくもないが間違ってもいない。
目の前で座っている女は人として死んでいると言うのが正しい。

「……あのさ」

痛みきった髪を指先で弄りながら質問する。

「――自由天文部なの?」


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