会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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201: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/05/17(木) 08:41:19.29 ID:ny5dU8viO
同時刻。

「あはは……ごめんね、たくさん食べちゃって」

幽霊部員の家には部長、作詞、作曲、副会長、副部長までもがお邪魔していた。

幽霊部員「いいっすよーそれくらい」

副会長「この人、常識と言う物が……」ピクッピクッ

名も知らぬ女性は幽霊部員の家にある炊飯器を全て平らげる。
その行いは副会長の琴線に触れるのに充分だった。
空腹で倒れていたとは言え、マナーが無いと副会長は考えていたのだ。

しかし、気にしていたのは副会長だけであり、他の部員達はその事を気にしてすらいなかった。

作詞「君は相変わらずだね、副会長」

副会長「かいちょ、作詞先輩……しかしですね」

作詞「そう、この女性の行いは明らかに非常識。しかし、それをもってしても余りある空腹が彼女を苦しめていたのだろう。本来ならば限界を迎えてしまったであろう人間を助けたと言う事実こそが今の私達に」
副部長「どうしてご飯も何も食べずにあんな所で倒れていたんですか!!??」

作詞「必要であり……」

部長「珍しく折れたな」

作曲「眠い……」

「お金が無いから、です」

「うん、そう、お金が無い、から……あはは」

この女は感情が無いのかどうなのか、口は笑っても目が笑っておらず、どうしても心象が悪い。

一言で言うと気持ちが悪いのだ。

副会長「……お名前は?」



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