352: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:13:34.37 ID:3VBZ0qsT0
〜戦車庫〜
ペパロニ「ここって?」
アンチョビ「私の今のホーム、大学の戦車庫だ!」
353: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:14:14.09 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「....」
アンチョビ「まあでも私は」
アンチョビ「その面倒臭さすら愛おしく感じてしまうくらいに」
354: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:14:42.18 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「お前、本当は大学に行って戦車道続けたいんじゃないのか?」
ペパロニ「....」
ペパロニ「そんなことは....」
355: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:15:18.67 ID:3VBZ0qsT0
ペパロニ「....姐さんには敵わないッス」エヘヘ
アンチョビ「私はドゥーチェ」
アンチョビ「ドゥーチェ・アンチョビだからな!」
356: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:16:45.45 ID:3VBZ0qsT0
ペパロニ「実際、私ものすっごく楽しかったんスよ」
アンチョビ「そりゃあよかった」
357: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:17:31.07 ID:3VBZ0qsT0
ペパロニ「始めたときはなんとなくだったし、その先のことなんて考えもしなかったんスけど」
ペパロニ「いざ自分の引退が近くなってくると」
ペパロニ「急に焦りっていうか....」
358: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:18:05.60 ID:3VBZ0qsT0
ペパロニ「でも現実的なことを考えたら」
ペパロニ「私を大学に入れて戦車道を続けさせる余裕は、たぶんうちにはなくて」
ペパロニ「それでも無理を言ってやらせてもらう覚悟ややる気が私にあるのかも」
359: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:18:48.29 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「....」
アンチョビ「それで、結論は出たのか?」
ペパロニ「....」
360: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:19:23.53 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「確かにアンツィオはあっさり負けた」
アンチョビ「でもな、お前がしっかり隊長やってるのはすぐに分かった」
ペパロニ「そ、そうッスか....///」
361: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:20:04.44 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「最近勉強してるんだろ?」
ペパロニ「な!?どこでそれを!」
アンチョビ「でもな、聞いてる限りそんな勉強じゃ足りないぞ!」
362: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:20:44.70 ID:3VBZ0qsT0
ペパロニ「姐さん、本気で言ってるんスか?」
アンチョビ「あぁ」コクリ
ペパロニ「私バカなんスよ!」
363: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:21:12.55 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「ウジウジ独りで悩んで」
アンチョビ「後ろ向きなことばっかり言って」
アンチョビ「あれこれ言い訳ばっかり並べて」
364: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:21:58.42 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「....私がお前に教えられるのはここまでだ」
ペパロニ「姐さん....」
アンチョビ「てことで」
365: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:22:48.98 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「ペパロニ」
ペパロニ「なんスか?」
アンチョビ「色々厄介なことも多かったけど」
366: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:23:16.67 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「カルパッチョ、ペパロニを頼む」
カルパッチョ「この子のお世話には慣れてますから」
アンチョビ「まーペパロニを心配して追いかけてくるくらいだからな〜」ニヤニヤ
367: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:24:34.05 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「私は、お前がどんな道を選んでも絶対に応援する」
ペパロニ「....はい」
アンチョビ「ただやると決めたなら」
368: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:25:13.86 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「って言っていい感じで別れたのが半年以上前....」
アンチョビ「あいつの進路どうなったんだ!?」
アンチョビ「ペパロニどころかカルパッチョからも一切連絡来ないんだが!?」
369: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:25:58.09 ID:3VBZ0qsT0
ピンポーン
アンチョビ「なんだこんな時に」ガチャリ
ペパロニ「あ、姐さん久しぶりッス!」
370: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:26:41.32 ID:3VBZ0qsT0
アンチョビ「ん?」
アンチョビ「今なんて」
ペパロニ「とりあえず荷物入れちゃっていいッスか?」ペカー
371: ◆bL5b7ovQmQ[saga]
2019/02/16(土) 17:28:38.22 ID:3VBZ0qsT0
最後までお付き合いいただきありがとうございました
とんでもない時間がかかってしまいましたが、なんとか考えていた通りの結末を書くことが出来て本当によかったです
過去作ともども、これからもよろしくお願いします
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
372:名無しNIPPER[sage]
2019/02/16(土) 21:32:23.73 ID:SCtb1IN6o
おっつおっつばっちし
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