俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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913:1[sage]
2022/10/10(月) 09:06:19.37 ID:4j2wPxKL0

しかし、今のアナウンスで俺が空港内にいることが彼女にバレてしまった可能性がある。
そうなると、雪ノ下も警戒して呼び出しに応じてくれないかも知れない。

いっそこのままひとりで雪ノ下を探し続けるか、それともその前に材木座を回収すべきか迷っていると、


「 ―――――――― え? もしかして、比企谷 …… くん?」


不意に背後からいかにも恐る恐るといった態で声がかかり、気がついた俺が反射的に振り向く。

すると、そこには今の今まであれほど必死になって探そうとしていた相手 ―――――――― 雪ノ下がすぐ目の前に立っていた。

俺の姿をそうと認めた途端、それまでの不安げな表情が一変、華やいだ喜びの笑みへと変わる。
普段はまるで氷の如く冷たく覚めた顔をしているだけに、不意に見せるそのギャップがやたらエグい。

雪乃「今、アナウンスであなたの名前を聞いた気がして、まさかとは思ったのだけれど ……… ここにいるってことは」

声も心持ち弾んで聞こえる。しかし、俺の方はと言えば驚きの方が先に立ち、ただただ茫然と立ち尽くしてしまう。


雪乃「 ……… 国外逃亡? 今度は何をしたの?」

八幡「 ……… ちげーよ」


つか、今度はって何だよ今度はって。





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