俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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2021/10/17(日) 23:39:17.67 ID:lSCT61XQ0
八幡「 あー… それよりもっとスピード出ないんですか」
あまり変わり映えしない景色につい焦れてしまい、意味がないとわかっていてもつい車の中で足踏みしたくなってしまう。
俺の予想では高速に入った途端それこそメーターがぶっちぎれるほどスピードを出すかと期待していたのだが、どうやら当てが外れてしまったようだ。
でもいるよね、ハンドル握った途端に性格が変わるヤツ。
平塚「無理を言うな。制限速度いっぱいだ。これでも一応、教師なのだぞ?」
苦笑を浮かべながら平塚先生が宥(なだ)めるかのように応じる。
喫煙者の常として、手持無沙汰になったらすかさず一服点けるかと思ったが今のところそれもしない。
恐らく、隣に未成年がいるので遠慮しているのだろう。
たまにポンコツな面も覗かせることがあるとはいえ、そのあたりはさすが教育者然としている。
平塚「まぁ、それに、どんな時でも規則を遵守するのもまた世界に誇る日本人の民度の高さというもの ――― 」
「 ―――― もの申しさぶらわむ」
その時、不意に背後からくぐもった声が聞こえてきた。
そういや途中からすっかり失念していたが、平塚先生の愛車はツーシーター、つまり二人乗りなので、あぶれた材木座は無理矢理トランクルームに押し込められてたんだっけ。
八幡「んだよ、トイレだったらそのへんに転がってるペットボトルにでも ――― 」
平塚「 ……… キミは私の愛車をなんだと思っているのかね。もう少し先にサービスエリアがある。そこまで我慢したまえ」
俺の言葉を遮るようにして先生がとても嫌そうな顔で割って入る。そのセリフの前半は俺、後半は材木座に向けたものだろう。
材木座「いやいや、そうではござらぬ。今、先生殿は日本人の民度が高いと申されたようだが、某(それがし)はそうは思わないでござるよ」
平塚「ほう、何やらキミなりに一家言ありそうだな。続けたまえ」
よせばいいのに先生が面白がって続きを促す。でもこいつ、ウンチク語り出すとやたら長いんだよな。
材木座「ぶほむ。然らば申し上げるが、我が思うに日本人が規則を守るのは民度が高いからなどではなく、常に周りの人の目を気にしておるだけではないかと思うておる」
おいおい、ついさっき置いてかれそうになった途端に人目も憚らず道の真ん中で寝転んで駄々捏ねてたのどこのどいつだよ。
八幡「お前の持論はともかくとして、その無駄に高い洞察力はもっと自分の人間関係とかに活かしたらどうなんだ?」
平塚「 ……… その点に関して言えばキミも大概だと思うのだが」
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