俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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2021/03/02(火) 22:00:05.93 ID:bTnNDXLb0
それでもやはり何かの勘違いであって欲しい。
そんな思いが先に立ち、すぐに雪ノ下に電話をかけてはみたものの、数回コールしただけでじきに留守番電話へと切り替わってしまう。
無機質に尾を引く電子音声を耳にして、とてつもなく嫌な予感に襲われ、口の中を苦い味がじわりと広がる。
伝言を残すのももどかしく通話ボタンを切ると、即座に身支度を整え始めた。
行先は、―――― とりあえず今は空港くらいしか思い浮かばない。
行ったところでフライト時間までに間に合うとは限らないし、それ以前に、あの頑なな雪ノ下を俺が説得できるかどうかすらもわからない。
だが、自分が今、どうすべきかははっきりとわかっていた。
今日は珍しく両親共に休みで家に居るのだが、昨日も帰りは揃って午前様だ。恐らく昼までは死んだように眠りこけていることだろう。
小町に声をかけておくべきかどうか迷ったが、下手に話せば心配して絶対ついてくると言い出すに決まっている。
それに、合格祝いを兼ねてみんなでどこかへ遊びに行くという計画を喜々として語っていた姿を思い出すと居たたまれない気持ちになってしまう。
合格が決まって以来、何かとドヤ顔で、常に変なテンションの超ウザ可愛い妹であるのだが、世界一妹を愛する兄を自負する俺としては、小町の悲しむ顔だけは見たくなかった。
暫く悩んだ挙句、どのような結果になるにせよ報告は後回しにすることに決め、俺はそのまま上着の袖に腕を通しながら階段を駆け下り、つっかけるようにして靴を履くと慌ただしく外へと飛び出した。
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