俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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166:1[sage]
2017/03/13(月) 09:08:53.55 ID:Eutne6CV0

俺の気持ちの変化を察したものか、川崎が満足気な顔をしてこちらを見ている。

もしかしたら、こいつもこいつなりに俺を励まそうとしてくれたのかも知れない。


―――― と、


いきなり器用にも妹を背負ったまま、川崎が俺の足を軽く蹴飛ばした。

八幡「うぉっ、なんだよ?」

川崎「あんたさ、やっぱ変にうじうじ悩んでるより、あのふたりと変な部活 …… 奉仕部だっけ? …… とかで、わけのわかんないことやってる方がずっと似合ってるよ」

八幡「 ……… なんだそれ。つか、お前の蹴り、マジ痛いんだけど?」

一見がさつで、不器用で、ぶっきらぼうで、それでいて明らかに心のこもったその態度と言い草に文句を垂れつつも、つい俺の顔に苦笑が浮いてしまうのがわかった。





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