俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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2017/03/06(月) 14:15:29.04 ID:6uHVd2UB0
八幡「 ……… 雪ノ下はそのことを知っているんですか?」
平塚「さぁ、な。だが、聡い彼女のことだ。やはりその辺りのことは察しているのかも知れん」
八幡「由比ヶ浜の方は?」
平塚「それこそわからんよ。キミとて自分の親の務めている会社の事など、いったいどれほど知っていると言えるのだね?」
小さく肩を竦めて見せる。
言われてみれば確かにその通りだ。俺の知っていると事と言えば、残業で毎晩帰りが遅く、休日出勤も多い。そのくせ大した手当も出ない。つまり、限りなくブラックに近い、という事くらいだろう。
八幡「もしかして、雪ノ下が留学を決意したのも、その事に関係があるんじゃ …… 」
平塚「そうかも知らんが、そうでないかも知れん。陽乃の件についてはあくまでも伝聞に過ぎないし、私も彼女に直接問い質した事があるわけではないのでな」
結局のところ、要は何もわからない、ということである。……… 案外、使えねぇな、この先生。
平塚先生はその事に関してはそれ以上何も言わず、俺も敢えて聞こうとはしなかった。
その口から吐き出される最後の白い煙を見るともなしに目で追うが、それはどこからか吹き付ける風に紛れ、すぐに消えてなくなる。
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