【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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17: ◆1WEjI0bkj6[saga]
2017/02/08(水) 21:39:31.24 ID:HH9/nZuP0
・・・以前として、誰もピンと来たものはいないらしい。

私も、天空闘技場の試合は何度か見たことはあるけど・・・。

微妙な反応しかできない、ヴォルトとバショウだが、ヴェーゼが口を開いた。

「天空闘技場のフロアマスター、か。 あそこの200階闘士は念能力者って言っても、そこまでレベル高くないのよね。
 肝心のフロアマスターも、せこい戦略を使って雑魚を狩りながら登りつめた奴も多いし」

「ちょっ、ヴェーゼ」

私達が空気を読んで黙っていたのに、コイツは、多分言ってはいけないことを全部言ってしまった。

だが、ジンジャーの方を見ると、特に気分を害した素振りも見せず微笑んでいた。

「ま、そうなんだよね。 フロアマスターと言っても強者は一部で、基本的には雑魚ばっかり。 
 僕は、偶然無傷で念能力に目覚めた上に、念の基礎を知ってる奴に指導を受けられた分ツイてたんだ。
まあ、あの欲張りジジイに、200階に来るまでに貯めた金を殆ど払わされたけど。 絶対いい死に方しないな、あのクソ野郎は」

地雷を踏まなかったことに、ほっとする。

すぐに本題に入るより、彼の情報をもう少し聞いたほうがいいかな?

「そ、それでフロアマスターがこんな所で何やってたの?」

プロハンター達からは、若干軽く見られているフロアマスターだが、一般的にはトップクラスのネームバリューを持っている。

スポンサーを募集するなり、道場を開くなりすれば、こんな興行に参加せずとも簡単に大金を儲けられそうだけど。

「ん? ああ、金だよ金。 同じフロアマスターの中には、その名声だけで食ってる奴も多いけど、僕は若いうちから隠居みたいな生き方
 するのは御免だからね。 でも、僕がフロアマスターって分かれば、誰も戦ってくれないから、顔は隠してるんだ。 経験上、そろそろ
 バレる頃だけどね」

「そうなんだ・・・。 じゃあ、いい話があるんだけど。 実は「待った」」

話の途中で、ジンジャーはストップをかける。

先程までの、軽い表情とは打って変わり、真剣な眼差しをしていた。

「僕は、マフィアには加入しない。 いくら積まれようとね」


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