【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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77: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/05(日) 21:52:00.44 ID:kyE835q/0

杏「……真」

杏「春の覚悟は、確かにとても強いのかもしれない」

杏「でも、それでも春の言ったことを許すわけにはいかない」

杏「許したら、私自身を許せなくなる」

杏「怪盗団は、たとえ役目を終えたとしても、私たちの大事な居場所だから」

杏「それを壊すなんて、絶対にさせちゃいけない」

杏「春は敵同士だって言ったけど」

杏「私はまだ、春を仲間だと思ってるから」

真「…………」

真「双葉には、どうする?」

杏「双葉には……確かにきついとは思う」

杏「私達も混乱してるし、今は話せない……」

真「うん……そうだね……」

真「私……どうすればいいのかな……?」

杏「真は、休んでていいよ」

杏「私が考える。真は十分、考えてきたと思うから」

杏「今の真じゃ……春の覚悟に呑まれるだけだと思うから」

モルガナ(…………)



《屋上前・下の階段》


モルガナ「春!」

春「モナちゃん」

モルガナ「悪いな、さっきの三人での会話、聞かせてもらった」

モルガナ「本気なのか、ってのは愚問だな。野暮なことしてるってのも自覚はあるさ」

モルガナ「けどな。それでも今の春をほっとくなら、ワガハイはお前の師匠じゃなくなっちまう」

春「…………」

モルガナ「言ったよな? お前に何かあったら、ワガハイはいの一番に駆けつけてやるってさ」

モルガナ「今はその時だろ?」

春「…………」

春「モナちゃん。私の話、聞いてくれる?」

モルガナ「ああ」

春「…………」




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