【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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◆86inwKqtElvs
[saga]
2017/03/21(火) 20:50:16.77 ID:1lgU0BZh0
春「それで、何が言いたいの? 双葉ちゃんは」
双葉「…………」
双葉「なんでお前が三流なのか、教えてやる」
双葉「杏に言ったことを聞いた」
双葉「『だったらいっそ、自分の手で思うがままに全部を壊してしまいたい』」
双葉「『それってそんなに、おかしな気持ちかな?』」
双葉「おかしいに決まってるだろ、そんなの。馬鹿か」
春「…………」
双葉「私の知ってる春ならそんなレベルの低いことはしない」
双葉「壊れる前に、あらゆる手を尽くすはずだ」
双葉「けど、お前は諦めた」
双葉「だから三流に堕ちたって言ったんだ、わかったか」
春「その三流に、双葉ちゃんも含めてさんざん振り回されたんじゃないかな?」
春「じゃあみんなはなんなんだろうね?」
双葉「みんな、お前が春のままだと思っていたからだ」
双葉「『父親の考えていた理想の娘』なんだろ? 今のお前の設定は」
双葉「お前は一度決めた設定にのめり込むもんな」
春「…………」
春「……、それで?」
双葉「味方を裏切り、差し出して、敵を翻弄して、欲しいものをなりふり構わず手に入れる」
双葉「ま、適性はあった。お前のペルソナが『裏切り』を内包していることは間違いないから」
双葉「みんな大慌てだった。けどな」
双葉「私たちは一度お前の父親に勝ってるんだ」
双葉「二番煎じに負ける理由はない」
春「…………」
春「はあ」
春「ねえ、その程度なら、本当にこの場で終わらせるよ?」
春「その程度の言葉で揺らぐと思ってるのかな」
双葉「逆に訊く」
双葉「お前は気付いているのか?」
双葉「お前は一回父親のやり方を否定しているのに、なぜその“設定”を選んだのか」
春「……さあ、やっぱり血なんじゃないかな」
春「小さいころから特等席で見ていたんだもの。嫌でも心に染みつくよ」
双葉「違う、そうじゃない」
双葉「お前はそのやり方を選ばざるを得なかった」
双葉「それは私たちの知ってる春にはなかったもので、だからみんな混乱した」
双葉「ジョーカーにこう言ったんだってな」
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